神道のいろは

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神棚のまつりかた

神饌の供え方

毎朝、朝食前に手を洗い、口を漱ぎ身を清めてから神棚にお供えもの(神饌)をします。 毎日お供えするものは、米・塩・水です。神棚からお下げした神饌は、神さまの御霊がこもっているので、家族でいただきましょう。
 初ものやいただき物などがあった場合も同様に、まず神さまにお供えします。また、神前には神の宿る木、栄えると木という意味をもつお榊を立てておきます。

お参りの仕方

神社にお参りする時と同じ、二拝二拍手一拝の作法でお参りします。

お正月様のまつり方

神宮大麻及びお神札は、毎年お正月を迎える前に新しくお受けして神棚におまつりし、今年も新たな御加護をいただきますようにとの祈りをささげます。過去一年間お守りをいただいた古いお神札は粗末にならぬよう神社か社務所当にお納めします。神社では、お祓いをして丁寧にお焚上げを行います。

ご不幸の際には

「服忌(ぶっき)」

家庭にご不幸があった場合、一般的には五十日間を喪として個人を偲び、神棚に半紙を貼るなどして、おまつりを遠慮します。喪が明ければ再び神棚もおまつりし、通常の生活に戻ります。
喪の期間が正月をまたぐ場合は、喪が明けてからお神札を受けましょう。
なお、親戚の方が亡くなられた場合は、お葬式を出したお家でなければ、通常のおまつりをしても問題ありません。

「忌中」と「喪中」

「忌中」とは、故人の弔いに専念するための日常生活を慎む期間であります。同居人が亡くなった場合には、神棚に白紙(半紙)を貼り、毎日のおまつりは控えます。
「喪中」とは、追悼の心を持ちつつ日常生活を営む期間です。地方によって違いがありますが、日常生活を営む以上、神棚まつりや神社参拝なども差し支えありません。(「喪」の日数は「忌」の日数を含みます)
葬儀にあたり神棚を覆った白紙は、「忌」を終え社会に復帰するにあたり取り外し、神棚まつりを再開します。

「忌」と「喪」の標準日数表

続柄  
父母 10日 50日
(忌の期間を含む)
祖父母 5日
曾祖父母 2日
夫・妻 10日
10日
5日
兄弟・姉妹 5日
甥・姪 2日 20日
(忌の期間を含む)
伯叔父・母 2日
従兄弟・従姉妹 1日

※今日では、忌中及び喪中の期間は地方の慣習や家例にまかされていますが、近代化などの社会状況の変化もありますので、掲載の日数表はひとつの目安としてご利用ください。

宮城県岩沼市稲荷町1-1
tel 0223-22-2101

開門6:00 閉門17:00

JR東北本線、常磐線「岩沼駅」の東口より徒歩で約15分