神苑をたずねて~境内のご案内~

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●社殿
平成5年9月に竣工。
総ひのき・銅板葺き。
本殿は流れ造り、拝殿は千鳥入母屋唐破風の権現造り。


●唐門・向唐門

天保13年(1842)の建築で、総けやき材を使用。
平成31年2月15日、宮城県指定文化財に指定される。

●楼門・随身門
文化9年(1812)の建築で、総けやき材を使用。 平成2年5月11日、岩沼市指定文化財にされる。

●奥宮・命婦社
古来、この地を賓窟山と称し、奥宮が祀られた。
命婦社は、命婦(霊孤)を祀る。
願い事を稲荷大神に取次いでいただく信仰がある。

●北野神社
天神様、学問の神様として有名な菅原道真公をお祀りしております。

道真公は大変聡明にて右大臣にまで出世したのですが、藤原氏の讒言により九州の太宰権師(だざいごんのそつ)に左遷され、それより3年後に太宰府政庁にてその生涯を終えられました。

死後、「天神様」「学問・書道の神」として多くの尊崇を集め、天神信仰として全国に広まっております。

また、京の都から離れるに当たって

「東風(こち)吹かば 匂いおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」

という自宅の梅の木に別れを告げる有名な和歌を残されております。

創建年代は未詳ですが、初詣や受験シーズンには大勢の方々にお詣りいただいております。

●馬事博物館
昭和13年(1938)6月30日竣工。
令和3年(2021)10月14日、国登録有形文化財。
岩沼市指定有形文化財(令和7年(2025)3月6日)「伊達政宗騎馬石膏像」をはじめとして、馬に関するものを収蔵しています。
※初午大祭と秋季大祭合わせて10日間の開館(祭典の時期は、 トップページでご確認ください。)
拝観料200円(小学生以下無料)。

●参集殿
結婚式及び披露宴、各事業、宴会場として利用される会館

●二木塚(芭蕉句碑)
一の鳥居をくぐって社殿の方向へ進むと、二の鳥居の右手付近には二木塚(芭蕉句碑)が見られます。これと並んで建つ名月塚(謙阿句碑)の碑面には仙台人名大辞典に名を載せる「謙阿」が詠んだ句が刻まれています。
「朧より松は二夜の月にこそ 」

●社務所

●授与所

●八幡神社
令和2年(2020)2月13日、岩沼市指定有形文化財。
応神天皇(誉田別尊)を祀っています。源氏の信仰が厚く、武門の神として全国に多くの八幡神社が建てられました。
創建年代は不明ですが、江戸時代の文献に「往古より有り」と記され、境内社の中で最も古くから本殿と共存していました。現在の社殿は江戸時代中期以降の建造と思われますが、彫刻類を用いない簡素な作りには、さらに古い時代の要素が残っています。

●愛宕神社
令和2年(2020)2月13日、岩沼市指定有形文化財。
加具土神を祀っており、農耕守護、火伏の神として信仰されています。
創建年代は不明ですが、元禄時代の記録では、すでに本殿や八幡神社と共に存在していました。現在の社殿は、高欄の擬宝珠に「享保2年(1717)」と刻まれていることからこの時期の建造で、現存する境内の建物の中では最も古くなります。

●総社宮
令和2年(2020)2月13日、岩沼市指定有形文化財。
地域神社の全御祭神を祀っています。
創建年代は不明ですが、文久4年(1864)に神馬堂と共に修復を行ったという棟札が残されています。現在の社殿は、愛宕神社とは対照的に細部の装飾に省略がみられることや、江戸時代の文献から18世紀後半の建造と考えられます。

●出雲神社
大国主神と蛭子神を祀ります。大国主神は神代の出雲の主神で、素戔嗚尊の御子といわれ、国造りと霊界の主宰神として崇められ、恵比寿神は、七福神に加えられている神で、福利をもたらす福神として崇められています。
夷と関係あり、外来の神と考えられています。漁村では漁の保護神、商家では商売繁盛の福の神として恵比寿講を行ってきました。鯛を抱えて釣り竿をもった恵比寿神と米俵の上に鎮座した大国主神を無限の財宝の象徴として、彫像や画幅にして飾る縁起のよい風習は、室町時代の末頃から始まりました。
昭和30年起工、昭和31年1月10日竣工式を挙げました。
出雲大社と同じ形式の「大社造」で、6社並ぶ境内社の中で独特の形式をもち、日本最初の神社建築様式と言われています。大きさは、出雲大社の規模の8分の1。一般には、縁結びの神、農耕守護の神、福徳出世開運の神として信仰を集めています。

●秋葉神社
火産霊神を祀る。静岡県秋葉山本宮秋葉神社の祭神、火之迦具土神と同一神格神で防火の神です。大正13年に営繕事業で社頭より移築しました。
秋葉山は静岡県の天龍川中流左岸にある赤石山脈南方の山で、標高836メートル、結晶片岩の山で、暗い杉の古木で覆われています。山頂に神社があります。
秋葉山には天狗が棲んでいると信じられ、鎮火防火の法力を駆使し、大権現として秋葉寺に祀られた事が始まりです。
古来、日本は火災に遇えば多くの家屋が全焼し、類焼によって一村全滅する危険性を持っており、防火の神の信仰は生活を守る上から必然的なものでした。当社は天保14年(1844)の造営。

宮城県岩沼市稲荷町1-1
tel 0223-22-2101

開門6:00 閉門17:00

JR東北本線、常磐線「岩沼駅」の東口より徒歩で約15分